「夏と冬とどっちがいいですか」と聞かれれば、私は冬のほうが好きです。
寒い冬は着込めばいいけれど、夏は裸になっても暑いものは暑い!
でも、暑がりの私も寝るときはエアコンはつけません。
「私はエアコンをつけたまま布団をかぶって寝ます」とおっしゃる方がいらっしゃいます。
でも「いつの間にか手足が外に出ていた」ということはありませんか!
「暑いので扇風機の風を直接当てたまま眠ってしまった」という方もいらっしゃることと思います。
ところが、朝起きたら首が回らない、肩が上がらない、足がつって夜中に突然目が覚めてその後眠れなかった、と当院に来院なさる方が多いのです。
体が部分的に冷えると、上記のような症状が出るようです。
そういう患者さんがこの時期になると増えるので、私は夜はエアコンなしで、窓を開けっぱなしで寝ています。
当地に引っ越してきたころは気になっていた蛙さんの鳴き声も、今は子守歌代わりになるようになりました。
「足がほてって仕方ない」とおっしゃる方も、実は足が冷えていることが多いので、できれば冷え症の方、ほてり症の方、寝相が悪い方は靴下を履いて寝たほうがいいでしょう。
ただし、足がつる人の中には肝臓が危険信号を出している場合もあるので、晩酌なさる方はお酒の量を減らすことも必要でしょう。
蚊がプンと耳元に飛んでくると不眠になります。
そこでお世話にならないといけないのが蚊取り線香。
でも、とても煙たい!きっと喉にもよくないんでしょう。
そこで使いたくなるのが電子蚊取り。
最近は無臭のものも出ています。
マット式のものは最初はよく効くけれど時間が経つに従って効果が薄れていきます。
最近は90日とか120日とか持つ液体のものもありますが、これはつけっぱなしでも効果が薄れることはありません。
しかし、この効果が薄れないというのが問題で、いくら人間には害は少ないとはいえ、やはり持続はよくないようです。
閉め切った部屋で液体蚊取りを使い続けると、体がだるくなったり、肝臓にも悪影響を与える可能性があるそうですから、注意しましょう。
やはり寝苦しい夜でも、事情が許せば窓を開けて寝たほうがいいようです。。