難しい治効理論については専門のページに譲るとして、ここでは私が患者さんといつもお話していることを書かせていただきます。
そして、按摩・マッサージ・指圧は厳密には手技も理論も別物ですが、ここではまとめて「マッサージ」として扱わせていただきます。
私は、鍼・灸・マッサージはどれが欠けても効果が薄れると考えて日々治療させていただいています。
マッサージは治療中も気持ちがよく、治療後も爽快感を与えます。
鍼は即効性があります。
お灸は、鍼やマッサージの効果を持続させる効果があります。
鍼灸マッサージは副作用はないとよく言われますが、やり過ぎは症状を悪化させることがあります。一度にたくさん薬を飲めばすぐ治るかというとそうでもないのと同じです。
鍼灸マッサージはセットで行うのがいいと私は考えていますが、ギックリ腰のように急性炎症があるものについては悪化させたり神経痛を起こしたりすることがありますので、鍼灸だけで治療させていただいています。
私は鍼灸マッサージは万能とは考えていません。私自身、風邪の引きかけは鍼で治しますが、こじらせてしまったときは風邪薬を飲みます。
腰痛や五十肩は動かすのはとても辛いのですが、動かしたほうが早く治ることが多いようです。
痛くても動くほうがいいのか、それとも痛くなければ動かなくてもいいのか・・・・・?
私なら痛くても動いたほうがいいな!
痛くなくて治すことができるのがいちばんいいのですが、酷使してきた体はなかなかそううまくは行かないようです。
車やエレベーターを使うことが多くなり、どうしても運動不足になりがちです。
早朝から夜遅くまで働かなければならなくなり、ストレスの塊のような方も増えています。
「人生50年」と言われていたのが、今は耐用年数をはるかに超えて、交換できない体の部品を使い続けなければならなくなりました。
辛いリハビリをしていただかなければならないときもあるかもしれませんが、少しでも快適に生活していただけるよう、真心をこめてお手伝いさせていただきたいと思っています。
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