愛知県・名古屋・中川区のはり灸マッサージ治療院、ひらせ鍼灸院

腰が重だるく感じたらできるだけ早く来院を


前腕の親指側にある脈に触れてみて下さい。

夏は強い拍動を感じますが、冬は弱くしか触れないはずです。

これは、夏は熱を放散させて体温を下げないといけないのに対し、冬は熱を逃さないようにして体温を保つことが必要だからです。

私たちは何も意識しないのに、血管が体内深く入り込んだり、皮膚近くに出てきたり、体のメカニズムはとても不思議です。寝ているときだって、心臓はちゃんと休むことなく動いてくれているし、食物の消化もしてくれています。休むことなく働いてくれている自分の体に感謝しないといけません。

私たちが季節の変わり目に箪笥の中の衣服を入れ換えるように、体も季節の変わり目には組織の入れ換えをします。この準備が間に合わないと、体調不良を生じます。

ギックリ腰もその一つです。

ギックリ腰を一度経験なさっている方は、次に発症する前に何ともいえないような重だるさを感じることが多いようです。「もう少し大丈夫だろう」と思っていると前より重い症状が出ます。「腰が重いぞ」と思ったら、できるだけ早く鍼灸治療をお受けになることをお勧めします。マッサージをすると、そのときは楽になっても後で坐骨神経痛になることもありますので、サウナや旅館などで安易にマッサージは受けないほうがいいでしょう。

面倒だと思っても

ギックリ腰の予防には、荷物を持つとき、腰を曲げるのではなく、膝を折ることが大切です。つい面倒になって腰だけ曲げて「よいしょ!」と持ち上げてしまいがちですが、そんなときにギックリ腰は発症します。

痛いから動きたくないけれど

治療後は、テレビでも見ながら寝っ転がっているのが楽なように思えますが、公園のような土がある所をブラブラでも散歩すると、腰部の血液循環がよくなり、痛みも早く和らぎます。「騙されたと思ってプールに行っておいでよ」とお話したら、一週間うなっていたのに翌日から仕事に完全復帰できた方もいらっしゃいます。

同業者の中には「鍼灸治療で急患はあり得ない」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、私はギックリ腰は一分一秒でも早く治療したほうが効果は大きいと考えています。そのため、ギックリ腰の患者さんは、できるだけ休日でも治療させていただくようにしています。


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